ひぐらしのなく頃に業 第7話「世界線を放棄したため梨花の化けの皮が剥がれた」の感想・レビュー

祭具殿に忍び込んだのでバッドエンドが確定したため梨花世界線を放棄。
幾重ものループを積み重ね精神年齢的には老成した梨花の神髄をとくと見よ。
今回の話では雛見沢の伝承としてオヤシロ様カニバリズムを回収。
人肉食が許容されており、綿流しはハラワタだったという説が展開される。
そして園崎家はヤクザの家系であり地域の元締めであることも判明しました。
もはや次の世界線を見据え、現在の時間軸を見切った梨花の怖さが際立ってましたね。

人肉食が慣習化していた地域性

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  • 綿流しの綿はハラワタのわた
    • 祭具殿に忍び込んだ圭一たち。そこでラスボス鷹野から雛見沢の伝承が語られます。雛見沢はもともと鬼が襲い掛かってきた地域であり、救いの神となったオヤシロ様により人と鬼が融和したけれども、人肉を欲する周期があり、人を攫っては貪り食っていたのだと。綿流しのお祭りはハラワタのワタを起源としており人肉を食らう祭りだったのであるという解釈が述べられていきます。梨花の奉納演武で用いる特殊な鍬は一風変わった農具は全て人肉食のための道具。すっかり怖気づいた圭一は更に嘘を重ねたためバッドエンド直行まっしぐら。梨花の演武をみていないのに見ていたと言い、魅音にも詩音と会っていないと誤魔化します。しかし時すでに遅し。最早巻き戻せない所まで来てしまっていたのです。今回のハイライトは圭一が自己弁護に必死になること。詩音からの電話に俺は悪くないと喚き散らします。こうなってはもうこの世界線は見切られてしまっており、あとはもうどうでもよくなった梨花はついに化けの皮が剥がれおち、真の姿を露呈します。田村ゆかり先生の巧みなベテランの演技をお楽しみください。あと何回バッドエンドを見ればよいか分からぬループの中で生きるというのも大変な事よ。

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