雑録

ガラス姫と鏡の従者 体験版の感想・レビュー

従者と主君モノ。王侯貴族とその従者を養成する学園生活の話。
主人公は入学早々問題を起こした事が尾を引き奉仕体験を断られていた。
このままでは単位を習得できず転専攻を余儀なくされてしまう。
一念発起した主人公は意固地になっていた非を認め悔い改めることに。
権謀術数渦巻く上流階級の中、主人公は純真に忠義を尽くすことを望む。
そのためには有無を言わさぬ力が必要ということで執事道を邁進するのであった。
ライターと原画師の効果のせいかサガプラ作品をやっている気分。

主君に尽くす従者の忠義をテーマにした作品

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  • 滅私奉公!一流の執事を目指す主人公の成長物語
    • 主人公は幼少の頃、執事であった祖父に連れられて参加した社交でメインヒロインの姫様に出会います。上流階級の因習に辟易していた姫様に紙飛行機を教えたことから仲良くなるのですが、あっけなく護衛に見つかり楽しいひと時は一瞬で終わることに。しかしこの始原的体験は主人公・メインヒロインと共に心を打ち、以来二人の行動原理となったのでした。三つ子の魂百まで。
    • そんなわけで主人公は一流の執事になることを志し、王侯貴族とその従者を育成するための学園に入学します。設定としては同じ場所に所在するものの、王侯貴族サイドと従者サイドでは学園の敷地が区切られており、校舎も別、カリキュラムも異なっていました。従者サイドには奉仕実習が必履修科目として設置されており、その際に仮契約した主君に仕えるべく、王侯貴族の敷地に踏み入れることができるのでした。
    • 主人公は入学早々、高慢で従者に暴言を吐く有力上流階級と対峙してしまいます。これがきっかけとなり主人公は偏見の目で見られ、誰も奉仕体験を受け入れてくれなくなってしまいます。主人公は自己に正当性があると思い込んでいたため、意固地になり頑として譲りませんでした。そのため履修すらできずに転専攻させられてしまう危機に瀕していたのです。諦めかける主人公でしたが、ここで幼少期のフラグ回収。姫君に教えた紙飛行機が空に舞うのを見て、自分の根源を顧みるのです。つまらぬ意地を張っているべきではないと。こうして悔い改めた主人公はちっぽけなプライドを捨て、我を折り首を垂れ、四方八方手を尽くすことにしたのです。

 
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  • 王侯貴族の権謀術数
    • 主人公は偶然つかんだチャンスをものにします。漢気溢れるSPの兄貴の試練を乗り越えた主人公はコネを得て王侯貴族に仕えることになります。だがしかし、その相手こそが、自分が入学時に問題を起こした対象だったのです。けれども蓋を開けてみると、問題を起こした当事者はメイドと駆け落ちしていなくなっており、現在は替え玉の双子の妹が成り代わっていることが判明します。一件落着。主人公は紆余曲折を経て、男装していることを知ってしまうのですが、これを契機にフラグ構築が始まるというわけです。
    • 奉仕実習をする王侯貴族の伝手も得て、これで主人公は単位を習得できる見込みが立ち、めでたしめでたしとなります。~『ガラスの姫と鏡の従者』(完)~。まぁこれでは作品が成り立たないので、プロローグ終了後は、学園における王侯貴族の派閥争いがメインとなります。主人公が幼少期に惚れた姫君の派閥と先ほど上述した男装ヒロインの派閥に分かれて抗争が始まるのです。これに第三勢力として中二病ヒロイン(デレマスで言う所の蘭子語を使用する令嬢キャラ)が介入し権謀術数が渦巻くのです。そしてメインヒロインの姫君はお家騒動を抱えており、次女の姫君が長女を差し置いて皇位継承者であることや普段は仲が良いもののどこか確執を抱いていることが伏線として張られています。
    • 主人公はこの派閥争いに巻き込まれていくなかで自分の無力さゆえに歯がゆい思いをし、執事としての力を求めるようになるのです。はたして主人公は立派な執事になれるのか!?派閥争いの行方は!?といったところで体験版はお開きとなります。

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感想一覧


2021年1月発売新作