雑録

ゴールデンカムイ樺太編(1)「大泊は樺太の玄関口」の感想・レビュー

北海道アイヌの少女を北方少数民族独立闘争の旗手とするため樺太に渡ったパルチザンの話。
日本兵の杉元は鶴見中尉一派に下り、樺太先遣隊としてアイヌの少女アシㇼパを追跡する。
当初は半信半疑であった杉元だが聞き込みの結果アシㇼパが樺太へ渡ったことを確信する。
樺太アイヌのエノノカとの交渉を経て、犬ぞりでアシㇼパを追いかける樺太先遣隊。
その途中、刺青人皮の囚人:岩息の情報を得て、スチェンカに挑むことになる。

国民国家における少数民族の諸問題

f:id:r20115:20201008083509j:plainf:id:r20115:20201008083529j:plain

  • 19世紀後半から20世紀前半において主権国民国家体制がグローバルスタンダードになったことによる弊害
    • 愛する女の眼病の治療費を稼ぐために金塊探しに身を投じた杉元。しかしアイヌの少女アシㇼパと出会ったことにより国民国家が内包する問題に関与していくことになる。独立軍事国家の樹立を目指す鶴見中尉、明治日本にNOを突きつける実は生きてた土方歳三グループ、そして北方少数民族の独立闘争を展開するキロランケ一味と三者が火花を散らす。これまで行動を共にしていた杉元とアシㇼパは、樺太編では離れ離れとなり、アシㇼパはキロランケと行動を共にする。キロランケはアシㇼパを独立闘争の盟主ソフィアに合わせることで、その旗手としての役割を担わせ、金塊の暗号を解くヒントを得ようとしていたのだ。一方で杉元は鶴見中尉に下り樺太先遣隊として月島軍曹・鯉登音之進・谷垣源次郎とパーティーを組み、アシㇼパを追跡する。
    • 当初、杉元はアシㇼパが樺太へ渡ったことについて半信半疑であったが、聞き込みをするうちに確信を得る。そして新メンバーの犬ぞり要員として樺太アイヌのエノノカを仲間に加え北上を開始する。犬かわいい。犬ぞりの躍動感をお楽しみください。本当に民族自決という幻想が実現したら樺太・千島・北海道でアイヌ国が作られるやんけ。
    • 今回の見どころは何と言ったもスチェンカ。肉々しい筋骨隆々の男たちが殴り合う様子がアツい。アシㇼパさんの後を追って行ったら、刺青人皮の囚人:岩息の情報を得て、スチェンカに参加することになった樺太先遣隊。当初は杉元一人が参加する予定が日本人がバカにされた途端速攻で奮起する血の気の荒い日本兵のプライドを見よ。ロシア人をボコボコにした樺太先遣隊の様子を見ていた岩息が次回の放送で立ち塞がる!月島軍曹のロシア語堪能な様子と、ネタ枠にされるゲンジロも見どころの一つである。

f:id:r20115:20201008083534j:plainf:id:r20115:20201008083539j:plain

f:id:r20115:20201008083515j:plainf:id:r20115:20201008083519j:plainf:id:r20115:20201008083524j:plain

感想のまとめはコチラ!