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【感想】ブルアカ 陸八魔アルのコミカル破瓜本「アルちゃんだけ催眠にかかってない本」を読んだ。

ムツキの悪戯によりアル以外の便利屋と先生が催眠にかかった中でコミカルにアルが破瓜を迎える話。 悪戯大好きなムツキは催眠アプリを先生に試すがなんとそれはホンモノであり先生が獣となってしまう。 催眠にかかった先生は強く、ムツキもまた催眠にかけら…

【感想】ブルアカ 生塩ノア拗らせ本 「摂氏16℃」を読んだ。

原作におけるノアとユウカと先生の間の微妙な関係を丁寧に掘り下げたしっとりした話。 先生に好意を抱いており普段から観察しているノアはユウカと先生の関係性変化に気付いてしまう。 先生がユウカと好き合っているならばノアも諦めがついたのだが先生は生…

【感想】ブルアカ 不知火カヤわからせ本「超人VERSUS」を読んだ。

先生を調教することで全権を掌握しようとしたカヤが逆に先生に屈服させられる話。 前半はカヤ主導で先生への調教が行われていくがそれは全て先生の掌の上の事であった。 先生は自身と対等な存在を求めていたがカヤは到底超人の器ではないと見切りをつける。 …

【感想】ブルアカ 霞沢ミユ本 「その照準の先に見ゆ」を読んだ。

他者から存在を認識されづらいミユが自分を見つけてくれる先生に安心感を抱いていく話。 身体が大きい成人男性でも先生に対しては恐怖感が無く、瞳の中に自分を映してくれることに惚れていく。 先生と至近距離で見つめ合うことになり瞳の中に自分が映ってい…

【感想】ブルアカ C&Cハーレム本「生徒と一線越えちゃう本 C&C編」を読んだ。

先生大好きで無意識に求めてしまうネル先輩のためにC&Cメンバーが誕生日プレゼントに先生の先生を用意する話。 ネル先輩は先生からの依頼が来ないことで不機嫌になっていたが自分ではその感情に気付いていなかった。 それを見たC&Cメンバーはネル先輩の誕生…

【感想】ブルアカ ボテ腹合同本「ブルー赤ちゃんIN部」を読んだ。

ブルアカキャラの妊娠ボテ腹本という二ッチなジャンル。各担当者が各キャラ数ページずつ担当する合同本。 作者やキャラによってはこれ1本作れるんじゃね?と思われる程、内容が濃い人もいる。 個人的なおススメはモモイのマタニティイラストと妊娠した時に深…

【感想】ブルアカ 空崎ヒナ本 「夏の夢をあの波に残して」を読んだ。

精神的に脆い所のあるヒナが弱い自分の側面に葛藤するが先生に特別扱いされ苦悩を受け容れる話。 普段は鬼の風紀委員だが最終章でその精神的脆さを露呈したことヒナのキャラ表現が良く作り込まれている。 ヒナと二人で海へバカンスに行くことになった先生は…

【感想】ブルアカ 杏山カズサ本「KAZUSAddiction -杏山中毒-」を読んだ。

仕事で多忙な先生の世話を焼くことに喜びを抱いた杏山カズサが先生の発散に尽くしたがる話。 仮眠をとっている先生にカズサはタオルケットをかけてあげようとするが疲れマラを見てしまう。 目覚めた先生は恥辱を感じ慌てて隠そうとするのだが、カズサが処理…

【感想】ブルアカ 猫塚ヒビキ本 「Students, Teacher, And...」を読んだ。

ヒビキが先生に対して夜這いをしてしまい、その記録映像をネタに奉仕させられる話。 猫塚ヒビキは先生から行為を要求され、言われるがまま従順に奉仕をさせられていた。 それというのもヒビキの方から先に夜這いをしかけたためであり、その場面を録画されて…

【感想】波乗かもめ「地雷になりたい雪音さん」

ちょっとお堅めな清楚系彼女が後輩にそそのかされて地雷服を身に纏う話。 清河雪音は女子校に通う生徒会長。貞操観念の強い淑女であった。 だがおうちデートの際に着ていたものは何と地雷服であり竿役彼氏くんは怯んでしまう。 なんと雪音さんは後輩にお堅い…

たぬま「N/A!アンナちゃんまとめ本」(田屋沼屋)の感想・レビュー

田屋沼屋さんのオリジナルショタジジイ:リュディーちゃんとその穴役:アンナちゃんの本。 描き下ろし2本と過去ログのまとめが収録されている。 1本目はアンナちゃんがリュディーちゃんとおねショタプレイを目論むも逆に優しく処女喪失させてもらう。 2本目は…

C101におけるトレンドと表現技法の研究(3)「二次創作諸作品」の感想・レビュー

C101で出された同人誌の分析。 ここでは一時的に二次創作諸作品として分類する。 事例を多く収集でき独立項目に出来た場合は、新しく設けることとする。 【目次】 艦これ 淡夢「わたしの胸にかえってきてね」(ゆうさりつかた)の感想・レビュー 戌角柾「N,sAc…

C101におけるトレンドと表現技法の研究(2)「オリジナル作品群」の感想・レビュー

C101で出された同人誌の分析。 ここではオリジナル作品群の感想・レビューを行うこととする。 【目次】 朝凪「催眠術ってスゴイ!」(Fatalpulse)の感想・レビュー 雨あられ「図書室ノ彼女6」(AMAM)の感想・レビュー kakao「小悪魔せつこの秘密 vol.7」(ちょ…

C101におけるトレンドと表現技法の研究(1)「ブルーアーカイブ」の感想・レビュー

年末に行われる大規模同人誌即売会。 そこで取引される同人誌は流行の最先端であり新たな表現技法の挑戦であり作者のコダワリでもある。 同人誌は売り手と買い手という同好の士が直接取引をするため、より人間の欲望を反映していると言える。 同人誌における…

【感想】「アマイアイマイ」を読んだ。

初彼に弄ばれた結果男女交際に冷めてしまった無表情系クーデレ女子の心を溶かす話。 合コンで知り合ったヒロインは恋愛感情に乏しく身体を重ねる行為に躊躇いが無かった。 主人公は渡りに船と関係を持つが、塩対応なマグロのセフレに情が湧いていく。 無表情…

【感想】花兄けい「推し事営み中!」1~2を読んだ。

最近はやりの「ヲタクに優しいギャル」の亜種。ヲタ友を欲するコス好き白ギャルに漫研陰キャ男子が食われる話。 主人公くんは漫研の部員募集の為に男性アイドル育成ゲーのキャラに扮して勧誘活動を行っていた。 それに目を付けたのが同じクラスで隣の座席の…

【感想】七宮つぐ実「ベストフレンド」を読んだ。

ntrモノ。黒髪清楚系優等生ボブ子が親友である純愛尽くし系白ギャルのチャラ男彼氏を寝取ってしまう話。 なぜ黒髪ボブ子が寝取りに走ったのかは詳述されておらず読者の解釈に任されている。 白ギャルへの百合愛から来る反動の怨嗟か、もしくは白ギャルの男を…

七宮つぐ実先生が商業で6年振りに新作を書くみたい(2022年12月22日)

七宮つぐ実先生と言えば艦これの暁響本が有名で、C90代は主にデレマス本を書いていた。 個人的に商業で好きな作品は給食費シリーズでクロッカスとブルーデイジーのコンボは切ない。 クロッカスは幼い弟妹を抱えるJKが家計の為に関係を持つが東京の大学に行き…

三上ミカ先生の兄妹シリーズ。事実婚ハッピーエンドに至るために母親問題に切り込む!(『三日三晩、兄妹ふたりぐらし』より)

三上ミカ先生が手掛けている実妹モノシリーズ。生真面目で堅実な兄が妹との関係に懊悩する姿が見どころ! このシリーズは事実婚ハッピーエンドで確定しているとのことですがそのためには家族問題を描く必要がある。 それ即ち、母子家庭におけるもう一人の家…

【感想】雛原えみ「おためし彼女ちゃん」を読んだ

大学のペアワークでぼっち化した地雷系少女に声を掛けたら執着されてしまう話。 主人公の竿役は大学に研究をしに来てる系の冷静で落ち着いた感じの知的な男子大学生。 ある時大学の授業でペアワークになった際、うっかりぼっち少女に声をかけてしまう。 だが…

【感想】たぬま『今日から悪い子。続』(2022年9月4日)を読んだ。

再婚により義兄妹となり、これまで居場所が無いと感じていた主人公とヒロインが相互救済をする話。 兄は母親の期待に応えるために良い子を演じてきたが義妹に本質を受け入れられた気がしていた。 だが義妹が乙女ゲーを愛好する事が分かり、自分はゲームのキ…

【感想】花兄けい「キミと上げる花火」を読んだ。

高校時代に好意を伝えられなかった男に花火大会でリベンジしようとする話。 シナリオはヒロイン視点で展開され告白を目指す心の機微がウリになっている。 高校時代、好きだった男は別の女とくっついたが現在はフリーになった! このチャンスを逃してはならぬ…

【感想】雲呑めお「火照り合い」を読んだ。

夏祭り浴衣デートからのお家から打ち上げ花火。夏だから掲載誌に1本はある季節モノ。 お祭りを楽しむデート描写に力が入っているとキャラに愛着湧いていいよね。 日常の所作の中に感じられる艶めかしさがとても良く表現されていてそこがウリ。 花火までの時…

【感想】いだ天ふにすけ「不束ながら」を読んだ。

人生が上手くいかないネガティブ系男子の世話を焼き続ける後輩ドブ女との幼馴染の絆。 主人公は幼少期から人生が上手くいかず失敗ばかり。仕事でも失敗し取引先を出禁となる。 そんな主人公を慰めるためヒロインは飲み会を企画。友人ズに慰められる。 この後…

【感想】ひらやん「深窓からの」を読んだ。

担任に頼まれたことをきっかけに不登校のクーデレ令嬢の邸宅に通うようになった話。 ヒロインは自分の下へ来てくれた委員長を逃がさないため賭けを仕掛けて来る。 つまらないから登校するつもりはないという御令嬢だがそこはかとなく人恋しさを醸し出す。 委…

【感想】ななはむ先生の大井っち本を読んだ。

感情を拗らせており素直に好意を表現できない大井っちがデレる描写が見所の話。 出張帰りに急遽宿泊が必要になった提督と大井っちだが宿が空いていない。 空いているのは連れ込み宿くらいなもので、無知な大井は何も知らずに事を進めてしまう。 当然入った後…

【感想】ぼるしち『桃ちゃんやみおちした!?』を読んだ。

映画デートを邪魔されたうえ媚薬を盛られて闇落ちした桃を身体的にケアする話。 シャミ子から映画に誘われてウッキウキになるちよもも。 だがしかしいつもの如く映画にはシャミ子のバイト先の人員が加わりデートは邪魔される。 さらにケーキバイキングに行っ…

【感想】スナメリ「十日前 10 days ago」を読んだ。

薄い本の導入部分は短ければ短いほど良いという言説が一部にありますが、それを逆手に取ってじっくりと描いたのがこの作品。タイトルにもある通り夜伽に入るまでの10日間の描写がたいへん素晴らしく、その期間を過ごす高校生のつがいの初々しい心情がとても…

三上ミカ先生の兄妹シリーズ、吸血鬼モノのセルフパロディ本が出る。(『血は蜜よりも甘く』感想)

母子家庭における唯一の男手として家族を守ろうとするカッコいいお兄ちゃんがウリの原作。かわいい妹は兄をよく慕い二人は母を支えながら生きてきたのですが、ある時、妹がお兄ちゃんの理性を破壊してしまいます。お兄ちゃんが葛藤に駆られながらも妹の思慕…

「恋情慕情による倫理観の破壊」という物語構造について

主人公とヒロインの関係性は様々な表現パターンがあり、その一つに「指導的立ち位置」(指導者-被指導者)といったものがあります。知識や技術の伝授を媒介にすることで二人の間に深い関係性が生じ、その過程において様々な感情が芽生えるのです。当然そこには…