雑録

heritage and/or contents tourism

クラウドファンディングにおけるコンテンツツーリズムの効果と文化財保護

次のコンテンツツーリズム論演習の授業で報告するネタ用のメモ。 『艦これ』で現地に関心を持った人々(所謂提督)が文化財保護に協力した事例報告。 (『ウマ娘』の引退馬事業の事例と対比する必要アリ!?) 返礼品が全くコンテンツと関係なくても寄付受納が集…

コンテンツツーリズム論演習 呉市の地域資源開発~「海」に関する独自の歴史~

前回までのあらすじ。 各地域に飛ばされていた我々コンテンツツーリズム研究室所属メンバーたちは、春休み終了と共に呼び戻され、各々のフィールドワークの成果をプレゼンすることになったのである! 【menu】 プレゼン用のスライド プレゼン 原稿 プレゼン…

2020年度「呉海自カレーシールラリー」(26店舗コンプリート)

海上自衛隊呉地方隊は旧海軍を継承しており司令部の地方統監部は呉鎮守府跡に置かれている。 呉海自カレーは海自呉基地所属の艦船のカレーを呉市内の飲食店で提供するという取り組み。 まさに海自カレーは「旧海軍グルメ」というコンテンツの一翼を担ってい…

安芸灘とびしま海道における歴史遺産(朝鮮通信使と北前船)

呉市の観光資源として旧海軍遺構はよく知られているし、日本遺産にもなっている。 だが呉市にはもう一つ日本遺産がある。それは北前船の寄港地であった「御手洗」の港である。 呉市の島嶼部は「安芸灘とびしま海道」として4つの島を一体化しサイクリングで観…

【海自カレー】「呉市役所9F食堂最後の日」【潜水艦うんりゅう】

海上自衛隊の艦艇ごとのカレーが味わえることで有名なコンテンツ海自カレー。 各艦艇及び呉基地のレシピが呉市内の飲食店に卸され監修を受けています。 海自カレー提供店はコロナショックにより次々と閉店を余儀なくされています。 おぼろ月・駅膳くれ・麦酒…

旧軍港都市呉における観光案内所にみられるコンテンツツーリズム

観光案内所、それはその都市の魅力を観光客や市民に提供する場所です。すなわち、観光案内所を見れば、どのようなものが観光資源としてアピールされているのかが分かると言えるでしょう。では旧軍港都市呉には海軍遺構しか観光資源が無いのでしょうか?また…

コンテンツツーリズムにおける問題点と博物館の教育系キュレーターの役割

コンテンツツーリズム研究でよく批判される問題点のまとめとその対処法(案) 【目次】 ブランド性の消費 真正性/オーセンティシティ コンテンツツーリストとオーセンティシティをつなぐ必要性 博物館における教育系キュレーターの役割 小括 ブランド性の消費 …

heritage and/or contents tourismの研究実践~旧軍港都市の歴史遺産活用からみる帝国日本の崩壊と再編~

レポートの計画書の素案・ネタだし・雑考。テキトーに書き殴った文章。 テーマ コンテンツツーリズムにおいて娯楽の対象として文化財を消費する人々に対し、その歴史的価値にも興味を抱かせるための仕組みを作る。 題材 旧軍港都市の歴史遺産の活用を通して…

ヘリテージツーリズム(Heritage Tourism)の主要概念

ここではヘリテージツーリズムの主要概念についてまとめていくつもりである。 歴史教育の限界 歴史好きの一部を除き、殆どの一般的な人たちにとって、歴史は単なる学校のカリキュラムに過ぎず、概念操作と用語暗記が学習の中心になっているという状況→これを…

【逐語訳】"Conclusion" Contents tourism in Japan : pilgrimages to "sacred sites" of popular culture,pp.263-268

結論の部分。 コンテンツツーリズム研究の必読の書であるContents tourism in Japan : pilgrimages to "sacred sites" of popular culture.Amherst, N.Y. : Cambria Press,2017を読んでいる。 Conclusion 【1】コンテンツツーリズムの定義・起源 【2】コンテ…

【逐語訳】"introduction" Contents tourism in Japan : pilgrimages to "sacred sites" of popular culture,pp.1-12

序論の部分。コンテンツツーリズム研究の必読の書であるContents tourism in Japan : pilgrimages to "sacred sites" of popular culture.Amherst, N.Y. : Cambria Press,2017を読んでいく。特にヘリテージツーリズムとコンテンツツーリズムの関係性を論じる…

Contents Tourism Planning & Management 2019(009-010)「『動物のお医者さん』に出て来る偽ポプラ並木はどこ?」

今回のコンテンツツーリズム論演習はH大構内でした。 皆様は『動物のお医者さん』を御存じでしょうか? 移転した畜魂碑と作中の畜魂碑『動物のお医者さん』とは架空の大学H大獣医学部を舞台とする大学・専門職モノのマンガです。この漫画では実際のH大がたく…

【草稿・レジュメ】「コンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムの重層性 ~コンテンツツーリズムにより再評価された地域の文化財を活用する日本史授業実践~」

報告用レジュメ 【目次】 1.問題の所在 2.先行研究整理 2-1.コンテンツツーリズムによる地域振興・経済発展を唱えるもの 2-2.コンテンツツーリズムと地域資源・文化遺産の関係を論じたもの 2-3.コンテンツツーリズムが「文化遺産」を再発見・再評価させた「…

【授業実践】コンテンツツーリズムにより再評価された文化財と、それを題材とした高校日本史の授業実践について

これまでコンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムの重層性を研究してきた。コンテンツツーリズムはこれまでとは違う客層を発掘し、従来の文化財などの歴史資源に新たなスポットライトを当てる。これにより文化財が再評価され、保存・継承の対象となり、…

【授業開発】コンテンツ作品で題材とされた重要無形民俗文化財を活用した歴史教育について

Key word 高校日本史、日本史B、歴史教育、「伝統や文化の学習」、コンテンツツーリズム、ヘリテージツーリズム、コンテンツ産業、アニメーション、『あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない』(通称『あの花』)、重要無形民俗文化財、秩父吉田の龍勢、地…

【先行研究整理】コンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムのあいだ

※作業中私の問題意識は、歴史教育を試験をパスするための単なる手段や抽象的な概念操作で終わらせるのではなく、歴史を自らの現実と結びつけた上で歴史的諸能力を身につけさせることである。それ故、文化財や文化遺産を歴史資源とするヘリテージツーリズムに…

【学習指導要領】高等学校におけるヘリテージ(文化遺産・文化財)を利用した歴史教育について~コンテンツツーリズムの視座から~

コンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムの重層性については以前にも述べたが、歴史や文化の継承の手段としてコンテンツツーリズムを役立てることが重要である。コンテンツ目的でやってきたツーリストの方々に、作品だけでなく地域そのものに魅力を持っ…

【ネタだし】コンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムの重層性

趣旨 「コンテンツツーリズム目的で訪れる旅行者に対し、如何にして地域そのものに興味を持って頂くか」 Key words 観光 文化遺産 日本史 歴史教育 小学校3年・4年社会科 景観 地域の魅力 価値創造 1.問題の所在 コンテンツの賞味期限と一過性のブーム コン…

Heritage tourism(014~015)【発表】「歴史教育とコンテンツツーリズムとヘリテージツーリズムの融合」

ヘリテージツーリズム論演習のラストは、各々が作ったツアープランの発表でした。 ちなみに私が作ったプランはこれ【↓】 h30shimotsuki14.hatenablog.com5分発表・5分質疑応答ということで、以下は発表前に作っておいた原稿メモ。勿論発表の時は何も見ずにや…

ヘリテージツーリズムとその周辺

ヘリテージツーリズムを核とすることで周辺事項を横断的に結びつけることができる。 研究が蛸壺化しやすいなかで、各学問の成果を総合し、現実社会に役に立てることが出来る。 逆に言えば、ヘリテージツーリズムをやるには周辺領域の知識が必要であるともい…

Heritage tourism(Extra003) 札幌市琴似「ヘリテージ&コンテンツ」ツーリズム

アイヌのハッサムコタン、入植と屯田兵村、近代工業(缶詰工場)、京アニ版『Kanon』の美坂栞ルートを題材にしたツアーコースです。 コース(JR琴似駅から地下鉄東西線琴似駅までのウォーキング) JR琴似駅→日本食品製造合資会社旧工場→八軒会館→琴似本通り→桑園…

秋本弘章「『聖地巡礼』と地理教育 〜「あの花」を事例に〜」『地理月報』549号、二宮書店、2017年、10-13頁

概要 『地理総合』が開始されるにあたり、地理教育の新しい方向性が「聖地巡礼」(アニメツーリズム)と一致していることを指摘する文章 以下参考になった箇所 聖地巡礼と学校教育 「これまでの観光地化は行政や地元の業者等が観光産業の興隆を目指して作り上…

埼玉県秩父アニメ『あの花』を題材にした地理教科書!~二宮書店の『基本地理A』におけるコンテンツツーリズムと教科教育の融合~

二宮書店の『基本地理A』(2016年3月18日検定合格)に掲載されている「アニメを通して地図を読もう」(170~171頁)という題材が話題になっている。作品としては埼玉県秩父市を舞台とした『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が取り上げられており、GIS…

コンテンツ産業×ヘリテージツーリズム×博物館×生涯学習

※書きなぐり版コンテンツ産業を観光資源にして聖地巡礼・舞台訪問を生み出し、歴史(文化財・文化遺産)に繋げて、博物館などの社会教育や生涯学習に活かす取り組みを研究したい。 例 ゾンサガに興味を持つ→聖地巡礼に行く→旧三菱合資会社唐津支店本館(唐津市…

「聖地巡礼『動物のお医者さん』で巡る北海道大学構内ツアー」(原作比較版)

コンテンツツーリズム論演習の課題で作成している聖地巡礼ツアー(案)です。 現実と作品内での描かれ方の対比 「コンテンツツーリズム」という一連の体験では、コンテンツとオリジナルの「相互参照作業」が重要であるとのこと。そのため、原作比較を行いまし…

佐々木倫子『動物のお医者さん』(白泉社) 各話の舞台・内容のまとめ

コンテンツツーリズム論演習のツアー開発で『動物のお医者さん』をテーマにすることが決まったが・・・ 作品の描写と現実の場面を比較するため、各話の舞台と内容をまとめておく。 動物のお医者さんは高3冬〜D2の12月までを全119回で描いている。コミックス…