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『北へ。White Illumination』「春野琴梨」シナリオの感想・レビュー

母子家庭で父性愛を求める従妹の寂しさを埋める話。 琴莉の変Tを肯定するかどうかでエンド分岐。変T√の方が味わい深い。 アーパー女(英語)と書かれていたTシャツを嬉々として着ていた琴梨は大ショック。 このTシャツ事件を契機に琴梨はアイデンティティクライシスに…

きまぐれテンプテーション(製品版)の感想・レビュー

アパート怪死事件の探索謎解きゲーを、陰陽師と怪異と可愛い助手で味付け。 新興宗教の洗脳を受け霊体となった住人たちを対話によって解放していく。 住人たちが抱えていた過去のトラウマを解きほぐせ! 主人公くんもまた霊能力を持っていたため排斥されたト…

スタディ§ステディ「来宮なのか」シナリオの感想・レビュー

スクカ上位のクラスで人気者なあざとい系少女が獣医を目指すのを支える話。 知識はあるが臨床には臆病だったなのかを支援して勇気を与えよ! しかし折角の獣医モノ設定を活かせず独自性のあるものは牧場体験くらい? フラグ構築後のイチャラブイベントはこのヒロインでな…

スタディ§ステディ「掛川葉月」シナリオの感想・レビュー

「友情と恋情は両立し得るか」がテーマだが、バカギャグ抜きゲー枠。 おバカ系元気っ子の酒屋コンビニの娘が本能の赴くままに性欲に走る。 掛川さんのことをバカ友だと思っていた主人公くんは女として見れず勃起不全! 初体験は失敗に終わり女としての魅力の…

スタディ§ステディ「御前崎悠羽」シナリオの感想・レビュー

品行方正なバブミ系クール先輩にひたすら甘やかされる話。 自己の力を過信した先輩が「くっころ」に陥った所を救出してフラグ成立。 老成した雰囲気の主人公くんだから気が合ったと先輩は述べるのだが…。 主人公くんの言動を見ていると「老成」とは・・・?…

スタディ§ステディ「舞阪茉衣」シナリオの感想・レビュー

恋する一途な後輩が難聴系主人公くんを攻略する話。フラグ成立後はバブミ化。 茉衣はとても可愛いが、シナリオは単発的なイベントの羅列を表面的になぞるだけ。 もう少しイベントを絞って中身を濃くした方が内容的には深まったと感じる。 一応雪国ならではの地…

恋愛、借りちゃいました。「絵未・スミ√」の感想・レビュー

レンタル彼氏を本当に好きになってしまった二人の少女の三角関係モノ。 どちらか一方を選ぶ「VSイベント」まではそれなりに読めるが、個別はグダグダ。 選ばれなかった方が諦めることなく最後までチョッカイを出してくる。 個別√では特に印象深いイベントも…

恋愛、借りちゃいました「ちなこな双子√」の感想・レビュー

アサプロ名物バカゲー枠。内容は無い。声優さんも大変だなと思う。 兄に甘えたい願望を持つ双子の姉が主人公をレンタルブラザーとして雇う。 双子の妹は人格破綻しており声優に隠語を喋らせるためのキャラ設定。 ぶっ飛んだイモウトキャラの出現により、主人…

恋愛、借りちゃいました「空路椿」シナリオの感想・レビュー

女予備校講師が行き遅れを心配する親を安心させる為にレンタル愛人を雇う話。 本作のウリは攻略ヒロインたちが主人公くんとカネで関係を持つ重層的な構造。 しかし椿√の場合は一番の見せ場である対決イベントが発生せず数行で処理。 また、レンタル愛人を雇…

『ろけらぶ Location Love 電車×同級生』(製品版)の感想・レビュー

恋人関係を否定していた理由は彼女ではなく嫁にして欲しかったから、という話。 体験版ラストの尿意決壊イベントから一気に情交を重ねてフラグ構築。 責任を取るという約束を交わしたもののヒロインは恋人なんて嫌とのたまう。 主人公くんは衝撃を受けるがヒ…

ぬきたし2「SSビッグスリー√」の感想・レビュー

ぬきたし1で敵サイドとして立ちはだかってきたヒロインたち。 FDでは新たに彼女らが攻略可能となったことがウリの一つでした。 しかし、彼女らは一筋縄ではいかない凄惨な過去を持っていたのです。 基本はバカゲーなノリですが、少女救済をするところが見…

抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか2製品版 ROUTE1「秋野水引シナリオ」の感想・レビュー

バカゲーに見せかけた社会派ゲーのぬきたしシリーズ。「2」は許容と共存がテーマ。 「包摂と排除の原理」により、人間は共同体の統合性を高めるため、異端を創って排斥する。 それがマイノリティに対する差別を生み出すのだが、この問題を解決するにはどう…

流星ワールドアクター「クラリス√」の感想・レビュー

主人公くんとクラリスが過去を清算する話。過去話がメインとなる。 クラリスはスパイである主人公が命の恩人武蔵刑事を殺したと思っていた。 だが真相は武蔵刑事こそが教団のスパイであり、警察を裏切っていたのだ。 それ故、主人公くんはクラリスを人質にと…

流星ワールドアクター「小町√」の感想・レビュー

不死身のシュバルトがなぜ不死身なのかのカラクリを解いて終わり。 シュバルトは影分身の術を使っているだけで、複数いたというオチ。 教団事件は何一つ解決せず。主人公くんは事件解決よりも女を選ぶという展開。 小町とのフラグ構築の題材であるポルターガ…

流星ワールドアクター「メル√」の感想・レビュー

亡命王女に差し向けられた刺客を倒して終了。母国のクーデタは解決されない。 存在を希薄化できるコス族の存在や一子相伝の遺伝子等も色々と投げっぱ。 フラグ構築も「期間限定恋人」がそのまま相思相愛に発展しちゃった☆とかいうもの。 最後は囮捜査をする…

流星ワールドアクター「シフォン√」の感想・レビュー

ウワーイ!衣笠彰梧節大炸裂☆シナリオ投げっぱなし!!これは酷い(いつも通り)。 セグイット族(シフォンの種族)の国王が来訪し、魔獣退治の討伐隊をシフォンに命じたのだが・・・ な!なんと!!予算が無くて討伐隊運営できないよとか言い出しそのままエンド…

月の彼方で逢いましょう「日紫喜うぐいす」シナリオの感想・レビュー

泣きゲー・ホスピス枠だが、過去改変発動でご都合主義・生存エンド。感動が台無し。高校編で一度は間接的に振られるが、それはクール系知的先輩がホスピスだったから。先輩の為にと文章の研鑽を積んだ主人公くんは、他ルートとは異なり見事小説家となる。し…

月の彼方で逢いましょう「佐倉雨音」シナリオの感想・レビュー

天才だが中二でぼっちなネトゲ廃人少女を社会復帰/更生させるはなし。 両親に愛されてはいたものの結果としてネグレクトされてしまった雨音を救え。 高校時代に形成された関係性が大学・社会人になっても続き、お互いを支え合うのがステキ。 高校編では頑な…

月の彼方で逢いましょう「倉橋聖衣良」シナリオの感想・レビュー

幼少の頃に世話した親戚の娘は立派に育ったが、自分は冴えないオッサンになっていた話。 親戚の娘はJK3になっても自分に好意を向けてくれるが、眩しくて直視するのが辛すぎる。 自分は夢も目標も叶えられず社会人になりただ生きる為だけに生きていた。 社会…

月の彼方で逢いましょう「新谷灯華」シナリオの感想・レビュー

灯華は強姦により生まれた娘。母親は宗教に走り死亡。レイプ魔の父への復讐を決意する。 新興宗教の『Moon.』と復讐譚の『G線上の魔王』を青春モノでマイルドにし『シュタゲ』で味付け。 過去へ送れるメールを使って世界改変に成功し、現在の世界も過去に統…

月の彼方で逢いましょう「月ヶ洞きらり」シナリオの感想・レビュー

社会人編③自由奔放でサドっ気のあるお姉さま系女流作家の担当編集になり翻弄される話。 気分屋で操縦の難しい作家の担当として体当たり勝負で作品を仕上げていく。 しかしスキャンダルにすっぱ抜かれて担当を外された上、祖父の遺稿もパクられる。 だがここ…

月の彼方で逢いましょう「松宮霧子」シナリオの感想・レビュー

社会人編②アラフォーおばさんの婚活物語。結婚相談所→お見合いパーティー。 しかしシナリオの内容は、よくある偽装恋人モノの社会人ver.であった。 娘が結婚できないのではないかと危機感を抱く母親へ言い訳するためのもの。 一応、仕事・酒・ビリヤードなど…

月の彼方で逢いましょう「岬栞菜」シナリオの感想・レビュー

社会人編。スランプ気味の中堅少女漫画家ヒロインの編集につく話。 恋愛関係にならぬよう釘を刺されたので適切な距離を取るようにしたらアラ大変。 不調となった岬先生はなんと突如漫画家を辞めて函館に帰ってしまったぞ。 もともと漫画家生命をかけた短期連…

タマユラミライ「小伯白」シナリオの感想・レビュー

死霊を成仏させるために一緒に輪廻し卯子酉様として転生するエンド。 白お姉ちゃんを現世に縛り付ける三つの執着を断ち切りましょう。 それは主人公くんの執着、白の義妹のお紅さんの執着、白自身の執着。 そして遠野物語にゲーテを融合させ「時よ止まれ、お…

タマユラミライ「猫天宮花子」シナリオの感想・レビュー

人間に恋したために霊位が低下してしまったことを後悔する水虎の話。 率直に言って尻切れトンボで終わり、投げっぱなしで消化不良感が否めない。 猫川を巡る覇権争いを調停するとか言っても堂々巡りで何もしない主人公くん。 さらに一番重要な解決シーンが描…

タマユラミライ「水晶石みだり」シナリオの感想・レビュー

家業を受け継ぐことができず実家から追放された少女が家族と和解する話。 少女は淫魔の種族であったが搾精することが出来ず人間界に追放される。 それは餓死寸前に追い詰められれば、克服することが出来るだろうという荒療治だった。 暴走して周囲を枯死させ…

タマユラミライ「神掛由岐奈」シナリオの感想・レビュー

霊魂の蘇生を巡る話。主人公くんは死霊蘇生の研究を続けるため一度赤子還りしていた。 だが自分の執着が死霊の成仏を妨げていることを反省し、死霊を解放する決意をする。 一方メインヒロインの由岐奈も、親友として接してきた霊魂(蒔奈)への対応に苦悩する…

缶詰少女ノ終末世界「更紗サリシナリオ」の感想・レビュー

世界を閉塞させようとする少女を、世界の果てを目指す少年が救うはなし。 「世界の果て」が「人類の可能性」であると定義され、主人公は宇宙を目指すことになる。 『3くる』と同じコンセプトであり「終末」=「核の冬」なので『缶詰少女』は『ふゆくる』。 …

缶詰少女ノ終末世界「辻花咲シナリオ」の感想・レビュー

「世界5分前仮説」と「観測による存在の確定」と「アポトーシス」のはなし。 人類という種の終わりに際して抑止力として発生するのが辻花咲という存在。 その一方で人類に終末をもたらす存在として発生するのが更紗サリという存在。 辻花も更紗も主人公くん…

缶詰少女ノ終末世界「烏森亜実花シナリオ」の感想・レビュー

死んでも時間遡航してしまう多重人格の少女が、自己の別人格を解放するために死を求める話。 一つの肉体を共有する多重人格のうち、少女の人格(ツバキ)が少年の人格(主人公)を愛してしまった。 ツバキは自己の境遇が主人公くんを束縛すると考え、束縛する宗…